7013WORKS タウンエースバン S402M カスタムサイト

■LC210 ワイヤー式汎用クルーズコントロールキットの取り付け


メーカーサイト(シリウス)にあったLC210ワイヤー式クルーズコントロールキットの商品構成です。

汎用のクルーズコントロールキット、LC210を入手しました。タウンエースGL・S402(H20年式 3SZ-VE型)はアクセルがワイヤー式のため、よくある電子制御の安価なクルーズコントロールが取り付けできません。 そのため超アナログ的な方法ですがユニットを使って直接アクセルワイヤーを制御することでクルーズコントロールを可能にします。実は結構重量もあって大きなサイズだったりします。

まずはエンジンルーム内にアクセルワイヤーを制御するための一番デカいLC210アクチュエーターを設置する場所を考えます。意外とスカスカに見えますが・・・運転席側のシートを上げたところです。アイテムがそれなりにデカいので微妙に悩むところです。 エンジンルーム内が汚いと思われるかもですが・・・なにげにまだ5万キロ走ってません^^; 今度掃除しよう・笑 画像の中央に見えるのがアクセルワイヤーとプーリーです。ワイヤーを引っ張る方向も考慮しなくてはならないのでこの位置関係もアイテム設置に非常に重要だったりします。
スペース的にはここが収まり的いいいのですが、アクセルワイヤーを引っ張る動作をさせるにはワイヤーの取り回しが大変そうです。また位置的にドリルなどの工具を入れるスペースもなく固定するのが難しそうです。 助手席側も上げてみましたが・・・バッテリーの横に若干のスペースがあるものの、コチラもワイヤーの取り回しが難しい位置関係になります。エアクリーナーを一度外せばその隣あたりで設置できそうなので画像左上あたりに固定する方向で^^
とりあえずエアクリーナーのカバー上部を外して位置出しをします。 やはりスペース的に少々厳しいのでエアクリーナー本体も動かせるように固定してあるボルトを外します。
こんな感じでスペースを確保してステー固定用の穴をあけました。 シートをロックする金具の近くにある穴はハーネスを通すために開けた穴です。


LC210アクチュエーター本体の固定が完了です♪



ハンドルコラム部分に操作レバースイッチを取り付けます。プラ部分に穴を開けるときに使うリーマー、毎度御馴染みですが樹脂パーツなどの切り口がとても綺麗に仕上がります。笑 配線を通してレバーを固定します。先端のコネクターは装着されてない状態なので簡単に通せます。


雰囲気的にはこんな感じになります。
鍵を挿すときに非常に邪魔な雰囲気ですが、左はカロナビ操作用のロータリーコマンダーが装着されているので右に装着しました。

スロットルワイヤーをクルコン側、LC210アクチュエーターでも引っ張れるようにステーを固定します。実はこのステーの固定がタウンエースの場合若干やっかいです。ただのワッシャーで固定するとずれたり空回りしたりするので製品付属のナミナミ形状のワッシャーを使います。 というのもナミナミ形状になっているワッシャーを使うことで固定したステーがずれないようにするのですが、ワッシャーがデカいことと、厚みがあるためそのままでは使えません。なので中央のナミナミワッシャーをベルトサンダーで削り直径を若干小さく加工してなんとか取り付けしました。

ナミナミワッシャーのおかげでステーもガッツリ固定できました。このステーにクルコン側、LC210アクチュエーターのワイヤーを取り付けてスロットルの制御をさせるわけです。 付属の固定用部品でLC210アクチュエーターのワイヤーを固定します。


雰囲気的にはこんな感じになりました。
実際は調整が必要かと思われますのであくまでもカタチという感じです♪

いよいよハーネスの取り付けです。配線数はさほど多くはありませんが、車速やブレーキ用の配線などがあります。ナビを取り付けている場合は一度ナビを取り外さないとサービスコネクターにアクセス出来ないので若干面倒です。 車速はナビ裏から、ブレーキ配線2種はブレーキペダル裏側のコネクターから取りました。なお、エンジン回転信号線とLEDブレーキ線は使用してません。またキャンセル線ですがニュートラル検出がいくら調べても取れなかったのでこちらも使用してません。ブレーキもしくは電源スイッチで強制的に解除出来るので問題ないかと思います。

イグニッション配線の情報に関してはセキュリティを装着している関係で詳細はアップできませんがステアリングコラム内にあります。ちなみにコラム内にキーONで通電する配線がいくつかありますが、この場合のイグニッションはキーONで12v、ACCでは0vとなる配線となります。ですのでACCと間違えないように結線します。 実際のハーネスはギボシになっているわけではなく事前に配線をギボシ仕様にしてあります。ですので左奥に束ねてあるギボシ配線は事前の作業によるものです。今回のクルコン取り付けは数日にわたって作業をしていることもあるので作業が途中になってもギボシなので中断することができます。とりあえず車体への結線が完了しましたのであとはコントロールユニット、アクチュエーター、レバースイッチとの接続です。

ステアリングコラムに取り付けたレバー式コントローラーのコネクターを取り付けます。配線色がコネクター側にもあるので位置を間違えないように刺していきます。 画像はコントローラー側のコネクターですが、エンジンルーム内に設置したアクチュエーターにも同じような作業をします。ようはコネクターが付いたままだと配線を通すための穴を小さく出来ないからですね^^ 配線を通してからコネクターを組み立てるという感じです。

エンジンルーム内のアクチュエーターにも接続できるようにコネクターに配線を差し込んで完成です。余った配線はタイラップなどで束ねて固定します。 あとはこのコントロールユニットを見えないところに収めればすべての結線が完了です。結線が完了したら動作確認のためテストモードにてチェックします。




この画像では判りにくいかもしれませんがステアリングコラム右下に
コントロールスイッチが取り付けてあります。

左側はワイパーレバースイッチとカロナビ用のソニーロータリーコマンダーが装着されてますので右しか選択肢がなかったわけですが。 右はウィンカーレバーと今回装着したLC210クルーズコントロール用のスイッチレバーとなってます。実はこの位置、キーの抜き差しに若干慣れが必要です。

LC210アクチュエーターからのワイヤーの処理ですが画像のように一度中央に向かわせて右回りに逃がして純正のスロットルワイヤーに対して無理のないように同じ方向から引くようにしてます。 アップにするとこんな感じですね。今回タウンエースs402への取り付けに当たってはモータープーリーの設定も全く変える必要もなく問題なく使えてます。


全体で見た感じはこんな雰囲気です。画像の上が車体前側になります。
調整も思ったほど難しくないのですが、ウチのタウンエースはもう少し調整が必要な感じです・笑
そんなわけで無事にクルーズコントロール装着完了です♪

タウンエースに装着したリニアクルーズLC210の動画です。
【動画】クルコン操作のアクセルのワイヤー動作

アクチュエーターがアクセルワイヤーを引っ張っている状態
【動画】クルコン装着後の通常アクセルのワイヤー動作
クルコンアクチュエーターワイヤーの先端がフリーになり
通常のアクセルでワイヤーが引っ張られている状態


最初は近場で大きな一般道路で設定をしてやってみました。
低速走行で設定をすると設定速度をキープするのが微妙に難しいようで若干ギクシャクしたアクセルワークで
「こんなもの?」なんて思ったんですが、速度を若干高めで設定をして感度を調整したところ、相当いい感じになりました♪
ウチの近所の東名高速沼津インターから東京方面向きにテスト走行をしましたが、沼津から東京に向かう方向は若干登り勾配となります。
沼津インター入ってすぐに100キロでクルーズをセットしてだんだん勾配になっていくところでも100キロをキープして
クルコンがアクセルを調整していることが確認できました。
速度の速い車が来たので車線を変更してクルコンをキャンセル、リジューム(復帰)を操作して再び追い越し車線に戻ったのですが
スムーズに設定した100キロに戻りキープします♪
一般道で設定したときは「ワイヤー式の後付けクルコンはこんなもんか」って思いましたが
実際に高速を使って設定をしてから再度試してみたら思っていた以上にスムーズで感動しました*^^*

後付けワイヤー式クルーズコントロールでしたが取り付けてみて本当に良かったです♪
仕事車ゆえに今後の遠征出張が楽しみです・笑


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